[ヤフー・ジャパン]米ヤフーのアジア保有資産売却を否定　

　ヤフー・ジャパンの井上雅博社長は２５日記者会見し、大株主の米ヤフーがヤフー・ジャパンの株式を含むアジアの保有資産の売却を検討しているとの報道について「インターネット事業はアジアの方が北米よりも今後の伸び率が高い。米ヤフーはアジアに注力すると思う」と述べ、ヤフー・ジャパン株を継続保有するとの見通しを示した。

　ヤフー・ジャパンの筆頭株主は発行済み株式の約４４％を保有するソフトバンクで、米ヤフーは約３３％を保有する第２位の株主。井上社長は「米ヤフーがヤフー・ジャパン株を売却するとしても、買収の優先権はソフトバンクにある。ソフトバンクが買い取ることになるのではないか」と語った。【前川雅俊】