ニュースの収集でネットが新聞を上回った(2005年度版「情報通信白書」より)
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総務省が発表した情報通信白書によれば、04年のインターネットの1日の平均利用時間は37分(前年比5分増)と、新聞の31分(同2分減)を初めて上回ったが、大手新聞はこれをほとんど無視して報じなかった。ニュースの収集手段においてもネットが新聞を上回っていることも、今回の調査で、初めて明らかにされた。
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上:1日あたり利用時間の媒体別の年度推移
下:年代別・性別の差。これは利用している人に限っての平均時間。若い人ほど新聞は読まないし、読んでも時間が短い、ということが分かる(同白書より) |
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総務省は6月28日、05年版の「
情報通信に関する現状報告」(情報通信白書)を公表したが、それは新聞社が伝えたくない内容を多分に含んでいた。
日経新聞は本紙でこれを完全に無視し、「情報通信白書、情報セキュリティー関連、個人の被害額、昨年934億円」との見出しで、白書の別の話題だけに限定して当日夕刊で報じた。専門紙(日経産業新聞)のほうで、7月1日に「情報通信白書から」の4回の連載のなかで申し訳程度に小さく触れただけだ(448文字)。
ネットビジネスに不可欠な利用者の動向に関する情報は、日経を読んでいても分からないことが改めて明らかとなった。
読売新聞も、完全に無視。「企業・個人8割が情報安全面で被害」(28日夕刊)、「迷惑メール、ウイルス感染 企業・個人の8割が被害」(29日朝刊)、「情報通信白書 普及が進めば被害も広がる」(3日社説)と白書を3回取り上げているが、ネットの利用時間が新聞を上回ったことや、ニュースの情報収集でネットが新聞を上回っていることについては、文中で1文字もふれていない。
ネット版(yomiuri-online)でも「ネットユーザーは眠らない」などという見出しでお茶を濁している。
毎日新聞は、既に部数の4割が古紙業者行きという惨状であり、ちょっとしたきっかけで本当に会社が潰れかねないため、新聞にとって暗い話題を避けたいと考えるのも、仕方がない面がある。
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「以前と比較して、インターネットの情報は信用できる」が88%に(同白書より) |
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朝日新聞は、
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