イスラマバード――パキスタン警察は24日、同国北西辺境州にある州政府運営の女子高等学校で同日未明、爆弾がさく裂、教室10室、事務所2カ所が破壊されたと述べた。また、近接の民家も被害を受けた。
犯行声明は出ていない。負傷者はいなかった。現場はペシャワルから北へ約150キロ離れたタタノ・バンダイ村。
同州の教育省によると、イスラム強硬派勢力は過去1カ月間、近辺地域で学校30校以上の破壊工作を行っている。同勢力は、女子学校は反イスラムとして反発、女子学生を持つ家庭に退校を要求しているという。
同州では今年5月、イスラム強硬派勢力と停戦協定を結び、暴力行為は減少していたが、一部グループが戦闘を再開していた。