女性信者らに対する性的暴行などの罪に問われている「摂理」の教祖・鄭明析(チョン・ミョンソク)被告の裁判が韓国・ソウルで開かれ、検察側が懲役10年を求刑しました。
韓国の新興宗教団体「摂理」の教祖・鄭被告は、女性信者ら5人に対して性的な暴行を加えた罪などに問われています。ソウルで行われた裁判で、検察側は「教祖の立場を利用した悪質な犯罪だ」と指摘し、反省の態度も見られないとして懲役10年を求刑しました。判決は、来月12日に言い渡される予定です。鄭被告は去年5月、中国で身柄を拘束され、今年2月に韓国に移送されていました。「摂理」は鄭容疑者が1980年ごろに韓国で設立し、日本でも同様の性的被害を訴える女性信者が出るなど問題になっています。