自民党の園田博之政調会長代理は24日、与謝野馨前官房長官がゲストを招いて政策論議するBS11デジタル「堂々たる日本」の番組収録で、「消費税を封印して選挙をやれば、責任政党たる自民党がさらに不信を買う」と述べ、次期総選挙では消費税率引き上げを掲げて戦うべきだとの考えを示した。
また、園田氏は低所得者への配慮を念頭に「高額所得者の課税を一部修正する議論があっていい」と指摘。与謝野氏も「消費税を議論する時は(所得課税を)手直ししないと国民の理解は得られない」と同調し、所得税と住民税を合わせた最高税率(現行50%)を引き上げるべきだとの認識を示した。【三沢耕平】
毎日新聞 2008年7月25日 東京朝刊