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「川口・女子中学生父親殺し」新聞が報じない家族事情

●「勉強しろ」がうっとうしかったのか

 埼玉県川口市の自宅で中学3年生の長女(15)が父親(46)を刺殺した事件は、いまだハッキリとした動機が見えてこない。長女は調べに「勉強はあまり好きじゃない」「父親に勉強のことを言われるとうっとうしいと感じることがあった」などとポツリポツリ話しているが、母親(49)は「父娘は普段仲が良く、大きなケンカはなかった」と食い違う。「家族揃って買い物に行ったり、家庭円満そうに見えた」と周囲が口を揃える一家に一体何があったのか。

 現場はJR東川口駅から徒歩で約10分、新興住宅地に立つ3LDKの分譲マンションだ。「価格は3500万〜4000万円ほど」(不動産業者)で、父母と私立中に通う長女、公立小6年の長男(12)の4人暮らしだった。

「父親は売り上げ200億円規模で非上場の製薬会社勤務。動物向け医薬品の営業を担当するMRだったので、給料は悪くないと思われます。教育熱心で、日頃から子どもたちの成績を気にしていて、中学入学直後に成績が下がった長女をきつく叱ったことがあったそうです。長女に続き、3歳年下の長男にも中学受験をさせる予定で、事件前日は父母と長女は録(と)りためたビデオを楽しんでいましたが、長男は夏休み中の模試に向けて勉強していた」(捜査事情通)

 小学校高学年時代、夜10時過ぎまでの塾通いが日課だった長女が進んだのは、自宅から2駅離れたJR南浦和駅にほど近い男女共学の私立中。中学校から大学まで揃ったエスカレーター校だが、大学進学率はいま一歩。例えば06年度は埼玉大1人、筑波大1人、早大3人、慶応1人といった具合で、東洋大が72人と突出している(1学年700人前後)。

「高校は創立60年以上と歴史がありますが、大学は03年、中学は05年に併設したばかり。中高一貫になってから人気が出て、偏差値は中学の女子が50〜54、高校は60前後に上がりました。特徴的なのは熱心な英語教育。中学の全クラスにネイティブスピーカーの副担任が就き、英語漬けの学校生活を売りにしています」(地元教育関係者)

 長女は、事件前日に課せられた英会話の追試をズル休みした。母親は追試を知らずに化粧品会社のパートに出かけ、自宅で担任教師からの電話を受けた弟は「(姉は)風邪で寝ている」と答えた。

 勉強が理由で父親を殺したとは思えない。

【2008年7月22日掲載】


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