岡山県人事課は24日、倉敷市の国道で今年2月、自転車で道路を横断中の男性を車ではねて現場から逃走したとして、倉敷簡裁から罰金の略式命令を受けた備中県民局健康福祉部の岡本健司主任(40)を同日付で停職6カ月の懲戒処分にしたと発表した。
人事課によると、岡本主任は今年2月16日、友人との待ち合わせ場所に向かうため、マイカーを運転し、国道429号交差点で、横断歩道を自転車でわたっていた市内の男性(77)=当時=をはねて、そのまま現場から逃走。この事故で、男性は顔などに全治約5日間の軽傷を負ったという。
岡本主任は倉敷署から任意で事情を聴かれたあと、先月10日、自動車運転過失傷害と道交法違反(ひき逃げ)の罪で略式起訴され、罰金50万円の略式命令を受け、納付したという。
岡本主任は「事故を起こして、怖くなって逃げた」と話しているという。
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