24日は、土用の丑の日です。県内では、厳しい暑さが続いていますが、宮崎市のウナギ店は、暑い夏を乗り切ろうと、多くの人で賑わいました。宮崎市島之内にあるこちらのお店には、夏バテ防止に、ウナギを食べようと、開店と同時に多くの家族連れなどが訪れました。お客の注文に合わせて、新富産の「新仔ウナギ」が、焼き上げられますと、店内にうなぎの香りが漂い、食欲もそそられます。「新仔ウナギ」は、香ばしい香りとやわらかさが特徴で、お客も、脂ののったうなぎをおいしそうに味わっていました。(客は)「普段食べないけど、土用の丑の日なんで、久しぶりに食べてみようかなと」「暑いですから、体力をつけるために、スタミナをつけるために、うなぎを食べて元気にこの夏を過ごそうと思って食べてます」この店では、持ち帰りも含め、24日一日で、普段の10倍にあたる、約1200食の注文を見込んでいるということです。厳しい暑さが続いているだけに、ウナギ屋さんにとっては、忙しい一日となりました。
町有地を自分の庭にするなど不法に占拠しているとして、24日、南郷町で、土地の原状回復を求める強制執行が行われました。土地の境界を巡っては、去年、最高裁が、町有地との判断を下しましたが、判決後も男性が占拠し続けているため、強制執行に乗り出したと言うことです。この問題は、南郷町に住む男性が、約20年にわたって国有地だった里道の一部を、庭として使うなど、私有化しているもので、平成14年から、国と男性の間で、土地境界を巡る裁判が行われていました。その後、国有地は、南郷町に譲与され、訴訟は、最高裁まで争われましたが、去年5月、南郷町の勝訴が確定、しかし、その後も男性が土地を明け渡さないため、24日、強制執行が行われたものです。強制執行には、裁判所の職員の他、国や県、それに町の関係者など約40人が集まり、境界線を確認した上で、ブロック塀の撤去が行われました。(南郷町・阪元勝久町長)「お互いに話し合いでうまくできればよかったが、ここまで来て行政側としては、少し残念な気持ちもあるが、ここまで来たので粛々と工事が終わることを願っています。」一方、強制執行を受けた男性は、MRTの取材に対し、「強制執行には応じるが、第三者から借りている土地も含まれているため、その第三者を含めて土地の境界の確認をして欲しかった」と話しています。町によりますと、強制執行による工事には、4か月の期間と、約1200万円の費用がかかるということです。町では、費用については、男性に請求したいとしています。
24日未明、東北で強い地震があり、岩手県で震度6強を記録しました。こうした地震に備えようと、宮崎市消防本部に、24日、高度救助隊「スーパーレスキュー宮崎」が発足しました。高度救助隊は、中核市の消防本部に配備され、救助に必要な、特殊機材が完備されています。このうち、宮崎市消防本部には、高度救助隊、「スーパーレスキュー宮崎」が発足!24日、発隊式がありました。(宮崎北消防署・東分署日高謙二中隊長)「宮崎におきましても、日向灘の地震、それ以外の災害も想定されておりますので、これから先発生される災害に対して、より一層住民の生命財産を守っていきたいと考えている」特殊機材を使いこなすスーパーレスキュー隊は、総勢14人!宮崎市消防本部から選ばれた人命救助の精鋭部隊です。(スーパーレスキュー宮崎・中野史則隊員)「ものすごい責任を感じています、これから起こるであろう地震、台風の災害に備えて日々訓練に励んでいきたい」(スーパーレスキュー宮崎・釘本伸弥小隊長)「今後は、訓練を日々重ねて、一人でも尊い命を助けていきたいと思っています」高度救助隊「スーパーレスキュー宮崎」大規模災害や事故に備え、宮崎でも24日から始動です!
知事も宮商ナインを激励です。39年ぶりの甲子園出場を決めた、宮崎商業高校の野球部が、24日、東国原知事を表敬訪問しました。県庁を訪れたのは、浜田監督や池田主将など宮商野球部のメンバーで、緊張した面持ちで知事との対面に臨みました。そして、池田主将が、甲子園での全力プレーを誓いました。(宮崎商業・池田幸平主将)「甲子園では、一戦一戦大事に戦っていって、宮崎の名に恥じないように一生懸命プレーします」これに対し、東国原知事は、「あきらめないプレーで野球を楽しんで下さい」とナインを激励。さらに、宮商野球部とのこんな思い出話も披露しました。(東国原知事)「2回ぐらいばれた時があったかな。堤防走ってて。あら、知事やと追っかけられました」東国原知事は、「スケジュールが合えば、ぜひ甲子園に応援に行きたい」と話し、選手たちは、気持ちを新たにしていました。(東国原知事)「宮崎らしい思い切ったプレーをして、そして、楽しんで欲しい。いい思い出になると思うので、全力で悔いのないプレーをしてほしい」39年ぶりに甲子園に出場する宮商ナインは、7月28日に宮崎を出発、大会2日目の第2試合で、熊本県の城北と対戦します。
2人の乳児を殺害したとして、殺人などの罪に問われた夫婦に対し、宮崎地裁は、母親に懲役6年の実刑、その夫に、執行猶予の付いた有罪判決を言い渡しました。判決を受けたのは、日南市の浜田和美被告と、夫の辰雄被告です。判決によりますと、2人は、平成17年とおととし、当時住んでいた宮崎市元宮町のアパートで、和美被告が出産した女と男の赤ちゃんを窒息死させ、遺体を冷凍庫に遺棄したものです。宮崎地裁で開かれた24日の判決公判で、高原正良裁判長は、「生命を大切にする気持ちが乏しい」などとして、和美被告に、懲役6年の実刑判決を言い渡しました。また、辰雄被告に対しては、「従属的な立場だった」などとして、懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。
優れた県産加工食品に県のお墨付きを与える、独自の推奨制度がスタートすることになり、24日、業者を対象にした説明会が開かれました。この推奨制度は、県が、県産品の魅力アップなどを目的に、今年度創設したもので、審査に合格すれば、推奨マークを表示できるほか、知事のトップセールスの対象となるなどのメリットがあります。27日は、県産加工食品を取り扱う約60の企業が参加し、県の担当者から、推奨制度の概要や、申し込みの方法などについて、説明を受けました。県では、企業からの申請を、8月29日まで受け付けた後、百貨店のバイヤーや、食の専門家らによる審査を行い、来年3月に、宮崎県優良県産品として選定します。審査では、商品の味や香りはもちろん、宮崎ならではの地域特性が感じられるかどうかなども、重要なポイントになるということです。県が、加工食品全般を対象にした推奨制度を導入したのは、今回が初めてだということです。
宮崎市では、24日、夏の伝統行事、水かけ地蔵尊祭りが開かれました。この祭りは、宮崎市中村の善栖寺に、江戸時代から伝わるもので、お地蔵さまに水をかけて、火や水の災いを招かないよう、祈願します。祭りには、地元の小学生や園児、約70人が参加。お地蔵様を乗せた山車を引きながら街中を練り歩くと、沿道で待ち構えた人たちが、ホースやバケツを使って勢いよく、水をかけます。宮崎市は、24日も真夏日となりましたが、子どもたちは、元気いっぱい夏の一日を楽しんでいました。
「水土里ネット一ツ瀬川」の裏金問題で、理事全員が辞職することになりました。一ツ瀬川水系の畑地かんがい施設を維持管理する、「水土里ネット一ツ瀬川」では、畜産業などにも水を供給して資金を集め、5000万円を越える裏金が、発覚しました。この問題を受け、理事会では、特別委員会を設置して、問題を究明、6月に、理事会や職員、そして、前の理事長などが、約1400万円を返還することを決めていました。そして、23日夜開かれた理事会では、今回の問題の責任をとって、理事会の総辞職が決定し、20人の理事全員が、辞表に判を押したということです。黒木泰三理事長は、「資金の不適正な使用が、全て明らかになった。今後は、理事会を刷新して、新たなスタートを切りたい」と、話しています。理事会では、各地区の代表と話し合い、理事の辞職の時期などを、決めたいとしています。
ライトアップされた県庁を舞台に、星空コンサートが開かれました。このコンサートは、ライトアップされた県庁で、気軽に音楽を楽しんでもらおうと、今年初めて開かれたものです。県庁本館前で開かれた23日夜のコンサートでは、県内で活動する2組のアーティストが、ポピュラーミュージックの演奏などを披露しました。(観客は)「画期的ですごく楽しい、新しい、新鮮な感じがする」「素敵だ、野外の音楽堂みたいで、ライトアップもブルーで、涼しげで良い」この星空コンサート、8月20日までの毎週水曜日、午後8時から県庁で開かれ、クラシックやジャズなども披露されることになっています。