新生児治療室1000床も不足 全国で、厚労省推計未熟児や重病の新生児を治療する新生児集中治療室(NICU)の病床が、全国で約1000床も不足していることが、厚生労働省研究班(主任研究者・藤村正哲大阪府立母子保健総合医療センター総長)が25日までにまとめた推計で分かった。 NICU不足は、救急搬送された妊婦の受け入れを病院が拒否する主因と指摘されている。 調査した杉浦正俊杏林大准教授(新生児学)は「現状では救急搬送を即座に受け入れられない。少なくとも200-500病床を緊急に整備する必要がある」と提言した。 研究班はことし1月、全国の主要な新生児医療施設214カ所を対象に、NICUに入院している新生児数や在室日数などの実績を調査。約半数から得た回答を基に推計したところ、全国で毎日約3150床が必要との結果が出た。
【共同通信】
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