１年１組では岡詔子教諭と英語指導助手セリーンさんの２人による協同授業が公開されました。生徒たちはグループに分かれ、１人の生徒が本や写真などを見せながらスピーチをする「ShowandTell」の内容を聞き取ります。聞き取った内容を確認するための質問と内容を要約して答える「サマリースピーチ」を英語で発表します。授業を進行するセリーンさんと岡教諭の説明も全て英語で、生徒たちは「聞く」「話す」「読む」「書く」の４つの力を試されます。今日は岡山県教委や県内の中学・高校の教諭およそ１１０人が見学し、授業の参考にしようと進め方や内容などを見ていました。倉敷南高校では平成１８年度から２０年度までスーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクールの指定を受け、聞く・話すなど４つのバランスがとれた英語力を身につけ、実践的なコミュニケーション能力を育てるために授業の改善を行ってきました。今後は、研究で得られた指導方法や成果などを県内の中学や高校にも発信することにしています。

平成３年に倉敷天城高校を卒業した気象庁職員の内田洋子さんが、昨年暮れから南極観測隊員として昭和基地で活躍していることがきっかけになり、「南極教室」が開かれることになりました。中学生や高校生２１人と見学者のあわせておよそ１００人が南極を結んでの会話や映像を楽しみました。質問コーナーでは、「地球温暖化の影響は南極で見られるのか？」「南極ならではの自然現象で感動したことは何か？」などと問いかけました。内田さんによると昭和基地では気温の上昇は特に見られないが南極半島では気温の上昇が確認されていることまた、オーロラに感動したことが映像とともに紹介されました。今後、天城中学・高校では今回学んだことをまとめて今年１２月に国立極地研究所が開催する「南極フォーラム」に実験の提案をすることにしています。

総社市出身の橋本龍太郎元総理顕彰回顧展は、今年７月１日に、三回忌を終えたのを機に初めて開かれたもので、平成１８年１１月名誉市民になった際、遺族から総社市へ寄贈された所持品１２０点のうちおよそ８０点が公開されています。デンバーサミットでクリントン大統領から贈られた記念のブロンズ像をはじめ、昭和３８年当時最年少の２６歳での衆議院議員初当選から平成８年１月の第８２代内閣総理大臣就任など４２年間の政治活動にまつわるゆかりの品々が展示されています。剣道と並んで好きだった写真では愛用の一眼レフカメラ、１９９０年に受賞したベストドレッサー賞の盾、忙しい仕事の中でみせた孫を抱っこする表情をとらえた写真などは、政治の場で見せる顔とは違う穏やかな表情で、訪れた人の目を引いていました。「総社市名誉市民橋本龍太郎元総理顕彰回顧展」は、２７日（日）まで総社市民ギャラリーで開かれます。なお、２６日（土）は、久美子夫人が訪れることになっています。

総社市スポーツセンタープールで開かれた学童水泳記録会には、市内１５の小学校から標準記録を突破した４５２人が出場しました。レースは、５０ｍ、１００ｍの自由形、平泳ぎ、５０ｍバタフライ、背泳ぎなど、男女別・学年別に行われました。今回注目されたのは、女子５０ｍ平泳ぎに出場した昭和小学校６年有安真澄さん。２年生の時から毎年、学年の大会記録を更新してきました。今年も、力強い泳ぎで３７秒１の大会新記録をマーク５年連続の新記録更新を達成しました。なお、今年の記録会では、１５の新記録が生まれました。

新記録女子の部

５０メートルバタフライ

片岡 美友（総社北１年）　５０秒１

松尾 舞花（総社中央６年）　３３秒１

５０メートル背泳ぎ

前田 桃佳（総社北２年）　４８秒６

原瀬 笑侑（清音３年）　４５秒４

５０メートル自由形

片岡 美友（総社北１年）　４７秒０

５０メートル平泳ぎ

有安 真澄（昭和６年）　３７秒１

１００メートル自由形

松尾 舞花（総社中央６年）　１分１０秒１

１００メートル平泳ぎ

有安 真澄（昭和６年）　１分２０秒６

新記録男子の部

５０メートルバタフライ

平田 和正（総社２年）　４０秒７

５０メートル背泳ぎ

能勢 綜真（総社４年）　３９秒０

５０メートル自由形

平田 和正（総社２年）　３６秒８

５０メートル平泳ぎ

小見山 大輝（総社北３年）　４５秒９

１００メートル自由形

若林 陸（総社３年）　１分２８秒８

能勢 綜真（総社４年）　１分１６秒７

１００メートル平泳ぎ

小見山 大輝（総社北３年）　１分３６秒６