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交通事故:道内の死者数、スローペース 原油高でエコドライブ奏功か

 「夏の交通安全運動」(31日まで)が始まった22日、今年の道内の交通事故死者数が100人に達した。昨年より40日遅く、記録の残る1956年以降では最も遅いペース。道警では「経済的な運転が背景にあるかもしれない」とし、ガソリン価格高騰のため速度を上げず、燃費を意識した運転が影響している可能性もあるとみている。

 道警によると、21日現在の死者数は99人で前年同期の135人から大幅に減った。22日正午ごろ、北斗市で発生した車両3台が絡む事故があり1人が死亡し100人となった。

 道警交通企画課は死者数の減少について「事故時の車両の速度が低下している。速度が落ちれば事故の衝撃力も下がる。原油高を意識した経済的な運転が背景にあるかもしれない」と説明。正面衝突による死者が20人(21日現在)と前年同期の39人からほぼ半減していることから、「速度が下がり、対向車線にはみ出す危険性も低下した可能性がある」という。

 一方で、死者の約半数を高齢者が占め、シートベルト着用の義務があったのに着用していなかった死者も25人いた。【大谷津統一】

2008年7月23日

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