![かば焼きの老舗で次々と焼き上げられるウナギ=東京・日本橋室町の「伊勢定本店」](/contents/002/017/158.mime7) |
かば焼きの老舗で次々と焼き上げられるウナギ=東京・日本橋室町の「伊勢定本店」 |
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■軒並み値上げ、品ぞろえ増で中国産強化も
24日の「土用の丑(うし)」を前に、多くの外食店やスーパーなどでウナギのかば焼きの価格が昨年より1割程度高めとなっている。価格が安い中国産が安全問題から敬遠され、注文が殺到する国産はここ数年の稚魚の不漁で足りない状態だ。夏ばて防止に良いとされるウナギだが、産地偽装問題の逆風も吹く中、危機感を強める関係者は「おいしさと品質」を訴える。
「昨年10月ごろから国産の仕入れ価格が上がり、仕方なく値上げした」
たれの香りが漂う、かば焼きの老舗「喜代川」(東京・日本橋)。店主の渡辺良江さんは残念そう。3200円だったうな重(竹)は4月、3500円に。値上げは1989年の消費税導入以来、19年ぶりだ。同様に老舗の値上げが相次いでいる。
コンビニを展開するam/pmジャパンは、昨年は中国産だった「うなぎめし ひつまぶし風」を国産に変えた。価格は980円で11%の値上げ。中国産を「愛知県産」と偽装した問題が発覚したこともあり「品質管理された安心国産うなぎ使用」というポスターを作った。
一方、イオンは品ぞろえを増やすため、中国産の扱いを強化。たれに化学調味料を使わない「中国産こだわりうなぎ蒲焼」(200グラム、880円)を投入した。日本鰻輸入組合の森山喬司理事長も「国産だけで需要を満たせない。管理に自信がある」と強調する。
都内スーパーで40代の主婦は「偽装問題で品質が信用できない」と売り場を素通り。半面、30代の主婦は「物価高で家計を切り詰めたいが、子どもが大好きだから中国産でなければ買う」と財布のひもを緩める。
農林水産省によると、昨年のウナギの国内供給量は約10万3000トンで、うち国産は約2割、約6割を中国産が占める。しかし、今年1月の中国製ギョーザ中毒事件で、輸入は激減した。
東京都中央卸売市場のかば焼きの平均価格は2、3月に、前年に比べて3割以上も高くなった。5月の価格は1キロ当たり2285円。中国産が急増した2001年より約7割アップした。
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