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部品調達85%中国製アピール 「北京−天津」高速鉄道「和諧号」を公開
FujiSankei Business i. 2008/7/23

22日に公開された北京ー天津間を30分で結ぶ高速鉄道「和諧号」(福島香織撮影)
22日に公開された北京ー天津間を30分で結ぶ高速鉄道「和諧号」(福島香織撮影)
 
 ■日本の「はやて」 シーメンス応用 時速350キロ来月運行開始

 【北京=福島香織】中国が海外技術を導入して“自主開発”した世界最速という時速350キロの高速鉄道の試乗会が22日、外国メディア向けに行われた。五輪メーン会場の北京と、サッカーなどの競技が行われる天津を従来の半分以下の30分以内で結ぶ。8月1日から通常運行が開始される。

 この路線は京津高速鉄道といい、総延長は120キロで総工費200億元(約3000億円)。新しく高速鉄道駅として建設された北京南駅と天津南駅など4駅を結ぶ。独シーメンスの技術を応用した高速列車CRH3と、日本の東北新幹線「はやて」の技術を応用したCRH2の改良型CRH2−300の2種類の車両が使用される。中国語名は「和諧号」。「和諧」は「調和」を意味する。この日の試乗会では、シーメンス型CRH3の「和諧号」が使われた。

 動き始めて約10分。「時速350キロ」のアナウンスが入る。揺れはほとんどなく音も静か。車窓の流れる景色以外、高速を感じさせるものはない安定感だ。

 座席はグリーン車に当たる1等と普通車の2等の2種類、食堂車、売店などの設備がそろい、制服姿の女性客室乗務員がサービスする。3分間隔のダイヤを組むという。運賃は未定。

 この高速鉄道車両は今年4月11日に完成。7月1日に試運転が開始され約1カ月という異例のスピードで営業運転に入る。4万種類あまりの部品の85%が中国製という「メード・イン・チャイナ」だけに、安全面への懸念に関する質問も出たが、王勇平・鉄道省宣伝部長は「安全性には配慮している」と胸を張った。

 中国の高速鉄道はこれまで最高時速250キロ。来月スタートする京津高速鉄道の運用経験が、今後の中国最大規模の国家プロジェクトして期待される北京と上海を結ぶ京滬高速鉄道(総延長1320キロ)計画に応用されることになる。

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