現在位置:
  1. asahi.com
  2. 関西
  3. ニュース
  4. 記事

ロボット部品輸入会社長ら2人、脱税容疑で逮捕

2008年7月23日

印刷

ソーシャルブックマーク このエントリをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 このエントリをdel.icio.usに登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをBuzzurlに登録

 韓国企業との取引で経費を水増しし、法人税約4700万円を脱税したとして、大阪地検特捜部は23日、産業ロボットの部品などを輸入している大阪市北区の貿易会社「エフ・エム・シー」社長、金森一男容疑者(60)=大阪市淀川区=と、経理担当の取締役、李春麗容疑者(38)=同=を法人税法違反容疑で逮捕し、大阪国税局と合同で本社など14カ所を家宅捜索した。金森容疑者は大筋で容疑を認め、李容疑者は否認しているという。

 特捜部などの調べによると、金森社長らは国内のメーカーから機械部品の金型の注文を受け、韓国のメーカー数社に発注。金型の修正に費用がかかったように装って韓国からの仕入れ費用を2〜5倍に水増しし、05年10月期までの3年間に、所得が実際より計約1億6千万円少なかったように見せかけて脱税した疑い。

 民間調査会社などによると、エフ・エム・シーは87年設立。主に産業ロボットや船舶の部品の輸入を手がけている。資本金3800万円、従業員約20人で、07年10月期の売上高は22億円。韓国・ソウル市や佐賀県などに支店がある。

PR情報
検索フォーム
キーワード:


朝日新聞購読のご案内
  • 近畿のお天気