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新潟こばり病院の医療過誤判決
2003年7月、白根市(現新潟市南区)の主婦=当時(58)=が交通事故で運ばれた新潟こばり病院(新潟市)で死亡したのは、医師が腸に開いた穴を適切に処置しなかったのが原因だとして、遺族が同病院を運営する医療法人博医会に約5600万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が24日、新潟地裁であった。山崎まさよ裁判長は原告の請求を棄却した。
原告側は「病院側は開腹手術などの処置を速やかにすべき義務があった」と主張していたが、山崎裁判長は判決で「判断するのに有効なショック症状などの所見が認められない」として、医師側に過失はないとした。
判決によると、主婦は03年6月21日、自損の交通事故で腹部をハンドルで強打し、同病院に入院。同7月7日、12指腸に開いた穴が原因で敗血症性ショックとなり死亡した。
新潟日報2008年7月24日
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