東国原知事が講演
新入生キャンペーン
宮崎県知事の東国原英夫さんが5月3日、「京大をどげんかせんといかん」をテーマに西部構内体育館で講演を行った。主催は京都大学新入生キャンペーン実行委員会。
【5月7日 京都大学EXPRESS=UNN】
40歳を過ぎてはじめた二度目の学生生活、そして宮崎県知事への立候補から現在。「夢や、この国を変えるという気概を持ってほしい」自身の経験を笑いを交えて語る東国原知事の講演に、集まった学生はリラックスした様子で聞き入った。
宮崎県内での支持率は90%超。高すぎる人気を前に東国原知事は、周囲が言いたいことが言える環境を大切にしているという。今回の講演でも、多くの学生が知事へと質問を投げかけた。インドなどに比べて日本の大学生のレベルが低下したのではないかと問いかけたのは経済学部の2回生。東国原知事は「これからは創造力が求められる。白いノートに自分でものを描いていく力が必要だ」と話した。
「京大復活」を掲げ、体育会の学生が中心となり今春スタートした京都大学新入生キャンペーン実行委員会。新入生を主な対象にサークルやクラブの合同体験会、上回生との交流会などを行ってきた。今回の講演会は、一連のキャンペーンの締めくくり。実行委員長の宮下哲志さん(経済・5年)は「(東国原知事は)いま一番日本で熱心に活躍されている人。話も上手だし、若い人にメッセージが伝わったのでは」と話した。
【写真】学生に語りかける東国原知事(5月3日・西部構内体育館で 撮影=岩本洋一)