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高知医療センター汚職:「設計変更で世話に」 元社員、贈賄のきっかけ証言 /高知

 高知医療センターの民間委託(PFI)事業をめぐる贈収賄事件で、収賄の罪に問われた前院長の瀬戸山元一被告(63)の第5回公判が23日、高知地裁(伊藤寿裁判長)であった。証人として出廷した贈賄側のオリックス・リアルエステート(現オリックス不動産)元社員(65)=執行猶予付き有罪が確定=は設計変更で「瀬戸山被告には世話になっており、ずっと何かしてあげたいと思っていた」と家具や家電を贈ることになったきっかけについて証言した。

 検察側の証人尋問で、元社員は病院本館工事での設計変更について、階段の点字表記や屋外多目的トイレの設置を取りやめたり、病院講堂の同時通訳機をレンタルにしたことなどを挙げ、「瀬戸山先生の指導で減額につながった」とした。

 続いて、04年5月ごろ、瀬戸山被告が病院宿舎に引っ越す際、新居のレイアウトの手伝いを申し出たことを明らかにし、その中で家具を新調した方がいいと思ったことを証言。世話になっていたため、「場合によってはこちらが(新調する家具の費用を)負担しなければならないという気持ちはあった」と話した。【千脇康平】

毎日新聞 2008年7月24日 地方版

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