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川崎市平和無防備都市条例案否決へ/市議会で5人が意見陳述
- 政治・行政
- 2008/07/23
川崎市議会臨時会の本会議が二十三日開かれ、「川崎市平和無防備都市条例」の制定を目指し直接請求した市民団体の代表五人が意見陳述を行った。同条例案は市民委員会に付託され同日、賛成者なく否決、二十四日の本会議で否決される見通し。
議場では署名活動を行った八十人余が傍聴した。市内の直接請求は七年ぶりで改正地方自治法による意見陳述は市では初。代表請求者五人が陳述を行い、川崎教会の滝澤貢牧師が「憲法は戦争を放棄した。ぜひ市民の信託に応えてほしい」、元学校教諭の木村雅子さんは「戦争はもうこりごりというお年寄りや若い人がたくさん署名してくれた。ジュネーブ条約に基づく無防備都市宣言をして川崎から平和な未来を子どもたちに渡したい」と条例制定を訴えた。
民主、公明、共産の各党による市長や市民・こども局長に対する代表質疑が行われた後、条例案は市民委員会に付託。同案が否決された一方、「無防備都市宣言および同条例を制定しないことを求める陳情」は同委員会で賛成多数で採択された。
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