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「酢」 夏バテ防止、この一杯 サワードリンクですっきり

7月24日10時48分配信 産経新聞


「酢」 夏バテ防止、この一杯 サワードリンクですっきり

皮をむいたバナナと氷砂糖を黒酢に漬け込んだ黒酢バナナサワードリンク

 本格的な夏がやってきた。気温30度を超える猛暑が続く中、早くも疲れやすく、食欲が減退している人も少なくないのでは。そんなときには、「酢」のパワーを試してみたい。酢には、疲労回復や食欲増進といった効果が期待でき、夏バテ防止にはもってこいだ。そのまま飲むことに抵抗感があれば、ちょっと手を加えてサワードリンクなどにすれば、飲みやすくなるはず。すっきりさわやかな1杯で、暑い夏を乗り切りたい。(渋沢和彦)
 「近くに来ると、必ずといっていいほど寄ってしまいます。健康的だし、飲むとさっぱりします。甘酸っぱさがいいですね」
 都内在住の女性会社員(32)が通うのは、東京都世田谷区の下北沢駅近くにある酢専門カフェ「まるさんフーズ」。25席ある店内は、女性客で昼間からにぎわっている。
 カウンターには、酢で漬けたリンゴ、イチゴ、ビワといった果物の入った瓶がびっしりと並ぶ。常時30種はあるという。特に人気の飲み方がサワードリンクで、酢に果物を漬けた甘みのある原液をサイダーやソーダ水といった炭酸飲料などで割って提供している。このほか、ミネラルウオーターで割る飲み方も提案する。
 店は5年前にオープンした。客のほとんどは20代で、全体の8割が女性。常連客のほか、新規客も年々、増え続けているという。店員の鈴木聡子さん(28)は「『レシピを教えてほしい』というお客さまには、秘密にしているわけではないので、お教えしています」と話す。
                   ◇
 酢は、塩と並び最古の調味料の一つといわれ、紀元前からバビロニアで作られていた。製法が日本に入ってきたのは4〜5世紀で、酒造りの技術とともに中国から伝わった。古くから料理に使われ、江戸時代にはすしとともに重宝された。
 酢のパワーは最近、注目されている。生活習慣病と食事による健康管理を専門としている日本大学医学部総合健康センターの高橋敦彦医長は「酢の中の酢酸は、血圧や血中総コレステロール値を下げる効果があることが分かっています。酢は簡単にとることができ、疲労回復効果があります」と、1日15ミリリットル(大さじ1杯)を目安に摂取することをすすめる。
 酢を研究して一筋のミツカン食酢開発1課の赤野裕文さん(52)は「かつて酢は主に調味料として使われていましたが、今は酢の力が分かり、家庭でも飲み物として飲まれるようになりました。サワードリンクなどにすれば、甘みが酸味を和らげ、色合いがカラフルなので見た目にも楽しい。毎日、手軽に摂取できます」と話す。
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 サワードリンクは、酢、果物、氷砂糖があれば簡単に作ることができる。
 まず、酢の入った容器に、バナナやオレンジなどの皮をむいたカットフルーツを入れ、原液を作る。赤野さんによると、酢2に対して果物1、氷砂糖1の割合がほどよいという。リンゴ酢や黒酢で1週間ほど漬ければ、果物のエキスが溶け出した原液が出来上がる。
 この原液さえあれば、飲み方は自由。赤野さんは「炭酸飲料などで5倍程度に薄めて飲むのがいい」という。例えばバナナなら、炭酸飲料のほか、バナナと相性のいいミルクを加えてミルクサワードリンクに。オレンジなら、炭酸水だけで割っても、さわやかな味を楽しめる。
 一方、原液を使い終わった後に残った果物を、捨てずに有効活用できるのもいい。赤野さんは「ジャムにしたり、ヨーグルトに混ぜたりすると、残さず食べられます。捨てるところがないので、エコロジーな飲み方、食べ方といえますね」と話している。

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最終更新:7月24日10時51分

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