ワクチン接種、医師ら優先 新型インフルで米当局【ワシントン23日共同】米厚生省と国土安全保障省は23日、新型インフルエンザが大流行した際にワクチンを接種する優先順位について、感染患者を治療する医師と看護師を最優先にするなどとした指針を公表した。日本で行われている優先順位具体化の議論にも影響を与えそうだ。 指針によると、国民を社会機能別に「国土安全保障」「医療と地域支援」「重要インフラ」「一般大衆」に分け、さらに計27の集団に細分化。それぞれに5段階の優先度を設定した。 優先度の高い「第1層」は2400万人。この中でも、感染患者を直接扱う医師ら100万人を最優先とし、感染拡大防止に当たる軍隊や外交、情報分野の中枢要員計70万人が2番目、ほかの医療関係者を3、4番目とした。消防や警察など治安維持にかかわる職員100万人は5番目。 一般大衆では、妊娠女性と生後6-11カ月の乳児計約500万人が、死亡リスクが高いなどの理由で最も優先順位が高く、第1層の6番目となっている。
【共同通信】
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