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牧師転落死について
2007.01.19 Friday
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基督兄弟団成増教会の松沢秀章牧師が女性と共にホテルから転落死したことについて、本紙1月21日号を読んだ読者からは、激怒した電話や、「記事を載せるべきではなかった」「リバ新には明るい記事だけ載せて欲しい」「せめて6面にしてほしかった」などの意見が寄せられています。
一方で、「日本の教会全体が彼を殺したんです」と泣きながら電話をかけてこられる方や、「もっと詳しく事情を調べてほしい」との声も寄せられています。どれも、その方が受けた印象であり、そこから神が語られることもありますので、一つ一つ耳を傾けさせていただいています。ただ、匿名や名前を名乗られない方が多いので、実名でご意見をいただければと思います。
実名報道に踏み切った背景には、ネットと一般週刊誌で既に実名が出ており、ネットにおいては相手の女性に関する間違った個人名が流れておりその誤解を解消する必要があると判断したこと、松沢氏が公的なミニストリーに関わり本も出している人物であること、警察からある事実を入手したこと、など複数の理由があります。
聖書に従えば、良いことも罪の行為も実名で記されおり、そこに神の義と恵みがあらわされていることが挙げられます。ダビデをはじめ、アナニヤとサッピラの事件もそうでした。私たちは聖書記者ではありませんが、教会の明るい部分だけを書け、というのは無理な話です。
編集長としては、以上の理由と同時に、神が病気によって松沢氏を召すこともできたのに、あのような世に知らしめる方法で死を許したことに対し、公にするようにとの主からのメッセージを受け取ったようです。
もちろん、罪を持つ人間が人の罪や過失について書くわけですから、不十分なことや間違った判断も含まれるでしょう。「愛をもって真理を語り得たか」と問われれば、はっきり「はい」とは言えないかもしれません。ただ、祈りの中で出した結論であることは確かです。
それから、リバイバル新聞としては、二人がホテルにいたからといって二人が特別な関係にあったとも即断しておりません。むしろ、その憶測が先走らないようにとの意図を持って記事を書いています。運転中に松沢氏の体の具合が悪くなり、急遽近くのホテルに駆け込んだということもあり得ます。本紙としては、特に事件性があったのかどうか、つまり松沢氏が薬物を使用していたのかどうかについて調査を進めています。
また私たちは、今回の件を決して他人事として考えているわけではありません。キリストの御体の中に起こったことであり、自分が松沢氏と同じ立場に立つことも十分あり得ます。
アナニヤとサッピラの事件のあと、教会全体には非常な恐れが生じたと書かれています。今回のことを、神との関係においてどのような感情と態度を持つのか。個人的にも日本の教会としても、そこを問われていると感じています。
(文責・リバイバル新聞社代表 谷口和一郎) - Posted by: 地引網の網元 | - | 17:36 | comments(16) | -
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大好きな神様を言い訳に使わないで下さい。
あなたの意志となぜ言わないのか・・・
卑怯です。
もちろん、罪を持つ人間が人の罪や過失について書くわけですから、不十分なことや間違った判断も含まれるでしょう。「愛をもって真理を語り得たか」と問われれば、はっきり「はい」とは言えないかもしれません。ただ、祈りの中で出した結論であることは確かです。
| | 2007/01/26 1:41 PM | -
命をかけてイエス様を語った人を
この国のクリスチャンは命をかけて
守れないのか!
一緒に亡くなった方の冥福を祈り、
氏の死を悼むのが本当だろ。
普通のマスコミよりたちが悪い。
| | 2007/01/26 2:35 PM | -
事象の羅列だけに留まるのが立場をわきまえた報道でなかろうか。
編集後記?には反吐が出た。
裁きのオンパレード。
どんな素晴らしい方が書かれた後記文か、
恐れ入った。
鬼の首を取ったように人を裁かないではくれまいか。| | 2007/01/26 2:47 PM | -
リバ新の1月21日号の社説に関して
松沢先生について神様がどのように評価していらっしゃるのか、どのように裁かれるのかということは、私たち人間には計り知れないことだと思います。にもかかわらず、影響力ある立場の方が「神の国から裁き」云々ということと松沢先生とを結びつけ、人間サイドから断罪するような書き方をされたことに対して、とても遺憾に思います。
そこには、身を引き裂かれん思いをしておられるであろう残された遺族・教会員に対する愛と憐れみが、微塵も感じられませんでした。| | 2007/01/26 3:05 PM | -
>二人がホテルにいたからといって二人が特別な関係にあったとも即断しておりません。むしろ、その憶測が先走らないようにとの意図を持って記事を書いています。
その意図が読者に本当に伝わったのかどうか甚だ疑問です。
個人的には、事件に「巻き込まれた」のでは?という疑念がどうしても拭えないのですが…。薬物を「盛られた」可能性はないのでしょうか?| | 2007/01/26 3:26 PM | -
愛すること、許すことが私達がクリスチャンで
ある所以なのではないですか?
ひどすぎる社説でした。
そして、ブログでまた
イエスの名のもとに
『祈った結果』という
殺し文句です。
このことで、事件の発端が
私達クリスチャンにあると思いました。
ブーメランです。
裁いたら、戻って来ます。
イエス様の領域を断言したのですから。
愛のない哀しい文章でした。
こんなに文章で傷付いたことは
ありません。
これがあなたの得た祈りの結果ですか。
わたしもあなたと同じ天国に行くのですか。
行きたくありません。愛のない天国ならば。| | 2007/01/26 3:27 PM | -
ずるいです。
ほんとにずるい。
意志なきところにあの悲しみの文章が書けますか?
<編集長としては、以上の理由と同時に、神が病気によって松沢氏を召すこともできたのに、あのような世に知らしめる方法で死を許したことに対し、公にするようにとの主からのメッセージを受け取ったようです。
あたな方の文面にこんなに苦しい思い
をすることは罪ではないのですね。
色々な角度からの解釈の可能性を封じ込めた括り方でした。
ホテルであろうとどこであろうと
そういうところに問題があるとは
思えません。
事実を愛情を持って大きな大きな時空で
捉えることが使命と思います。
白か黒か。
そこには勝ち組と負け組みしかない
時代が刻まれていました。
| | 2007/01/26 3:55 PM | -
あなた方が書かれた本記事にも誤まった箇所が
随分ありましたが、それは放置ですね。
<実名報道に踏み切った背景には、ネットと一般週刊誌で既に実名が出ており、ネットにおいては相手の女性に関する間違った個人名が流れておりその誤解を解消する必要があると判断したこと、松沢氏が公的なミニストリーに関わり本も出している人物であること、警察からある事実を入手したこと、など複数の理由があります。
| | 2007/01/26 4:56 PM | -
>聖書に従えば
と仰るのであれば、今回の社説は、あたかも良きサマリヤ人の箇所における祭司やレビ人のようだと感じました。
問われているのは、むしろリバイバル新聞の報道姿勢じゃないですか?| | 2007/01/26 5:14 PM | -
様々なコメント、ありがとうございます。何度も読ませて頂きました。
更におっしゃりたいこと、伝えたいことがあるようでしたら、私のメールアドレスを公開しておきましたので、遠慮なくご連絡ください。| 谷口和一郎 | 2007/01/30 10:06 AM | -
書かない方が穏便に済んだものを書いたという事実をここにコメントした方々は理解してないですね。
そして、名前もメールアドレスも公開せずに書くという無責任な発言に重みはありません。| | 2007/01/30 12:26 PM | -
こんにちは、私は、クリスチャンですが、イエスの時代も今の時代も、本当に、人間のみじめさが、現れてると思います。この事件は、真相を追究しても、人間の罪と、苦しさばかり、見えてくるように思われます。
牧師も同じ人間、罪人です。ただ、このニュースが、今は、一人でも多くの方が、つまずきとならないように、祈るばかりです。
でも、事実は事実として、私たちは、受け止めて生きましょう。 まさしく、愛の神を信じて生きよと言えるでしょう。| 永谷 聡 | 2007/02/02 10:48 AM | -
報道は感謝でした。
わかっている事実を、できる限り公平に書かれていたと思います。
噂しか聞いていない状況でしたし、きちんと知ることは大切です。その意味でも、リバ新に記事が載ったことは良かったと思います。
悲しい出来事なので、感情的にもなりますけど、先のコメントを読んでいて、そっちの方がちょっと悲しくなったので、コメントさせていただきました。| | 2007/02/04 2:20 AM | -
ここを見ている人はもういないかも知れませんが、こういう最新の報道を目にしました。
http://www.asahi.com/national/update/0402/TKY200704020240.html
事故の可能性を最後まで信じたかったのですが、この報道が本当だとすると、とても残念な結果になってしまったようです・・・。| Nobu | 2007/04/03 3:00 AM | -
誰も見てないと思いますけど、情報の更新をしておきます。
私の上記のリンク先ですと、覚せい剤の使用は断定しきれていないような表現なのですが、下記によると、覚せい剤の使用と殺人は、実際のことのようです。
http://www.saitama-np.co.jp/news04/03/25x.html
教職者の方々のために、ぜひお祈りください。個人のことを責めるのではなく、同じ弱さを誰しもが抱えているわけですから・・・。| Nobu | 2007/04/13 1:32 PM | -
神様が行われる事の中で人間が理解できることは実は少ないと思います。イエス様が処刑された当時の人々はイエス様が磔に遭ったという事に私たち以上にセンセーショナルに感じていたのかもしれません。当時のローマ人をはじめユダヤ人の多くはイエス様をいかがわしい輩と吹聴していたでしょうし、現代のようにマスメディアが発達していたわけでもありません。
僕は個人的に松沢牧師と面識があるわけではありませんが、一人のクリスチャンとして松沢牧師の死を悲しんでいます。数々の報道によって巷のクリスチャンたちにも注目される事になってしまいましたが、普通のクリスチャンも教職にあるクリスチャンも罪から救われてきた者達の集団です。もちろん、教職者の立場で奉仕している人々も過ちを犯します。しかし、クリスチャンとして、残された遺族の人々や教会員の感情をもっと考慮することが必要だと思います。
日本でなされる報道や調査が完全だとは思いませんが、推論や憶測によって、また、報道を鵜呑みにする事無く事態の推移を見守ること、そして残された遺族と教会員の気持ちを汲み取ることがクリスチャンとして出来る唯一のことのように思います。| 長谷川 修 | 2007/04/20 4:43 AM |