【上海3日共同】3日付の中国紙、南方週末は専門家の話などをもとに、中国の都市部でここ数年間、大気汚染により毎年約30万人が死亡していると報じた。
同紙によると、中国の環境保護省環境計画院の趙越博士は、大気汚染による健康影響に関する論文の中で、2004年に都市部で約35万8000人が死亡し、約64万人が呼吸器と循環器系の病気で入院、約25万6000人が慢性気管支炎になったと指摘した。
同省の別の専門家は「近年の(大気汚染による死者などの)データは04年と大体同じ」と述べ、05年以降も毎年約30万人が死亡していることを暗に認めたという。
一方、中国気象局当局者は、大気汚染の原因となる二酸化硫黄や光化学スモッグの原因とされる炭化水素などの排出量が現在のペースで増え続けた場合、「10年に都市部の住民が普通に呼吸できるかどうか保証しがたい」と懸念を表明した。
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