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診断ミス、病院側に5200万支払い判決 高松地裁

2008.7.24 03:50

 高松市の栗林病院で平成16年1月、同市内の女性=当時(55)=が死亡したのは、女性の大動脈疾患を病院が診断時に見落としたためだとして、女性の家族が同病院を経営する全国社会保険協会連合会(東京都港区)を相手取り、損害賠償を求めた訴訟の判決が23日、高松地裁であった。森實将人裁判長は「適切な検査を受けさせるべきだった」として、病院側に約5200万円の支払いを命じた。

 森實裁判長は判決理由で「CT検査を実施し、大動脈解離の兆候を発見していれば、女性を救命できる高い可能性があった」と述べた。

 判決によると、女性は16年1月18日早朝、背中の強い痛みを訴えて、同病院に救急搬送されたが、医師は女性は尿路結石と診断。入院しても家にいても安静にしていれば痛みは同じだとして家に帰した。女性は同日夕、大動脈瘤破裂で死亡した。

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