岡山放送局

2008年7月23日 23時53分更新

財政構造改革会議


危機的な財政状況に陥っている岡山県は、歳入を増やす方法について検討する幹部クラスの会合を開き、出席者からは現在は無料となっている岡山空港や県立図書館などの駐車場の料金を有料にすべきだといった意見が出されました。

県庁で開かれた会合には各部の課長クラスの幹部17人が出席しました。
はじめに総務部の担当者が、少しでも歳入を増やすために税金の徴収率を高めたり県が所有する施設を見直したりする必要があることを伝え意見を求めました。

これに対し出席者からは、現在、駐車場が無料となっている岡山空港について、ほかの地方の同じ規模の空港と同じように1日あたり600円から800円の駐車料金を徴収するべきだという意見や、県立図書館の駐車場も有料にすることはできないかといった案などが出されました。

県では23日、出された意見をもとに今月中に歳入を増やすための基本的な方針を固めることにしています。
県総務部の佐藤兼郎次長は「県の財政が危機的な状況にあることを踏まえて県民にも新たな負担が生じることについて理解してもらいたい。」と話しています。