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ページ更新時間:2008年07月23日(水) 18時44分

6億円横領か、元嘱託職員の女逮捕

社会3906662
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 徳島県阿南市の土地改良区の経理担当の女が、6億円に上ると見られる金を横領していたとして逮捕されました。女は6億円を息子に渡したと話しています。
 逮捕前、JNNの取材に応じる徳島県阿南東部土地改良区の元嘱託職員・大川ひとみ容疑者。直接の容疑は、去年11月、勤務先の口座から積立金500万円を引き出して私的流用した横領の疑いです。

 「悪いとは思って、どないかして返さなと思って。でも次々なってしもて、返す気はあったんですよ。でも金額がふくらんで・・・」(大川ひとみ容疑者)

 大川容疑者は土地改良区の出納業務などを長年1人で担っていて、改良区の調べに対して、「横領した総額は6億円に上る」と話しているということです。

 その手口は、改良区名義の定期預金を解約して、新たにつくった普通口座にいったん現金を移し、再び定期預金に戻す際に一部を引き出すというもので、ある通帳の記録だけでも去年11月から今年3月までに5回、合わせて2900万円あまりが引き出されています。

 「息子を信用したばかりにこうなってしまった。『すぐに返せるから持ってきてくれ』と」(大川ひとみ容疑者)

 「(大川容疑者と長男が)お金のことで争っていたことはあったと思う」(近所の人)

 大川容疑者は調べに対して、「長男の借金返済のためにやった。長男も横領を知っていたと思う」と話しているとのことですが、大川容疑者の元夫は長男の居場所を知らないと言います。

 「(Q.息子さんのことですが)知りません。(Q.どこに行ってるんですか?)知りません」(大川容疑者の元夫)

 警察は長男の所在の確認を急ぎ、事情を聴く方針です。(23日18:00)

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