竹島問題、韓国退役軍人が抗議集会
日本政府が学習指導要領の解説書に竹島問題を明記したことに反発し、23日、長崎県の対馬市で、韓国の退役軍人らが抗議の集会を開きました。 「竹島は我々の島だ」。竹島問題に対する抗議の矛先が、国境の島・対馬に向けられました。 韓国から直線距離で50キロの長崎県対馬市。23日、対馬市役所前で韓国テグ市などの退役軍人ら21人が抗議集会を開きました。 退役軍人のグループは、日本政府が教科書の学習指導要領の解説書に竹島問題を明記したことについて謝罪と撤回を求めているほか、撤回しない場合は歴史的に韓国と関係が深い対馬を韓国の領土と主張すると訴えました。 「竹島を日本のものと主張するなら、対馬は韓国領土である」(韓国退役軍人の代表) 「昔をひもといていっても、韓国領土だということはまずもってありませんし、地方の一自治体にされても、正直言って困惑しています」(対馬市、財部能成 市長) 去年対馬を訪れた韓国人観光客は6万5000人あまりと年々増加しており、外交問題の波紋が、民間レベルで交流を深めていた対馬に影響を与えた形となっています。(23日18:09)
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