プール飛び込み女児重傷 記録会向け練習中 山形

 23日午後1時45分ごろ、山形市漆山の市出羽小(児童355人)のプールで、5年の女子児童(10)が飛び込んだまま浮いてこないため、男性教諭が救助した。女子児童は人工呼吸などで意識を回復したが、市内の病院に搬送され、手術を受けた。詳しい症状などは不明。

 市教委によると、女子児童は高さ25センチの飛び込み台から飛び込んで泳ぐ練習中、プールの底に頭を打ちつけ、一時意識を失ったという。着水した付近は水深90センチ程度。プールには教員3人がおり、5年の23人が練習に参加していた。

 出羽小は同日から夏休みで、女子は24日に開かれる市主催の水泳記録会にバタフライとリレーで出場する予定だったという。事故を受けて、記録会は中止になった。

 市教委は学校での飛び込みを禁止しておらず、指導教員が児童の経験を考慮し、個別に許可をしている。女子児童は「飛び込みは十分可能」と判断されていたという。

 同校の太田和彦教頭は「このような事故が起きて大変残念だ。プールでの指導方法に誤りがなかったのかどうか詳しく調査したい」と話した。
2008年07月24日木曜日

山形

社会



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