18日から、第90回全国高等学校野球選手権記念大会の福岡代表をかけて、南北19強が北九州市民球場にて激突する。
なぜに、19強か? 1948年(昭和23年)に県高野連が結成され、北部と南部に事務局が置かれた福岡県では、今でも選手権予選は、北部大会・南部大会が、支部予選的に開催されている。その南北各大会を勝ち上がったチームが県大会の再抽選をして、県代表を決する。 以前は、南北の各8校が県大会の1回戦で南北対決をしていたが、南部の高校数増加に対して、北部の高校数減少という状況に伴い、支部予選のトーナメントの勝ち上がり回数の均衡を保つために、北部8校・南部11校を県大会の代表としたために、県大会は19強激突となったのだ。 地下1回戦について その19強で、トーナメントを組むと6チームが5回、そのほかの13チームが4回で優勝となる。その6チームが争う1回戦を通称「地下1回戦」と呼ぶ。1回、勝ち上がり、地下からはい出し、ようやく16強の土俵にあがるという状況をうまく表現している。 132校で争う、福岡県大会は県代表まで最高8試合を勝ち上がらないといけない。地下1回戦に組み込まれた高校の中に、まさに8試合勝たないと優勝できない高校が存在するのだ。 屈指の好カードは、九州国際大付VS福岡工業 九州大会を制した豪腕・三嶋を擁する福岡工業に、若生監督(元東北高校監督)が率い、小手森・荒木・生田目ら豪華野手陣がエース二保をもり立てる九州国際大学付。三嶋の横っ飛びがさえわたるのか? 楽しみな一番だ。 BEST4予想 選手権8回出場(県2位)の柳川と2連覇を狙う東福岡は順当に勝ち上がりそう。地下1回戦を勝ち上がった小倉と西日本短大付の勝者が、大会屈指の好投手左腕・辛島擁する飯塚を破れば、勢いに乗って優勝候補の九州国際大付と福岡工業の勝者を破る可能性大。つまり、このパートが激戦区。残る最後のイスは、総合力の福岡工大城東と自由ヶ丘の激突か? 素材型の福地が制球が定まれば、福岡の野球を知り尽くした末次監督率いる自由ヶ丘が有利か? 優勝予想 東福岡と福岡工業の2強の対決か? 公立びいきの記者は、68年ぶりを目指す福岡工業を推す。もっと言えば、願望だが、選手権2連覇校で創立100周年である小倉の57年ぶりの出場を期待する。
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