北海道G8サミットが開催される洞爺湖から、西へ車で40分のところに位置する豊浦市の豊浦森林公園には、G8サミットとは異なる「もうひとつの世界」を掲げたデモ行進を予定するキャンパーたちが6日午後から到着しはじめた。
北海道G8サミットが開催される洞爺湖から、西へ車で40分のところに位置する豊浦市の豊浦森林公園には、G8サミットとは異なる「もうひとつの世界」を掲げたデモ行進を予定するキャンパーたちが6日午後から到着しはじめた。
キャンプ地と伊達紋別駅の間を臨時バスが1日に4回往復しているが、札幌を昼過ぎに出発したバスで到着した人が多数を占めたと見られる。運営事務局「G8サミットを問う連絡会」によると、この日到着したのは、不特定多数(希望により非公表)。また同様に、国内外から、少数の市民メディアも到着した。その様子を取材する為にマスコミ各社も現地入りし、キャンプ入り口で待機した。
小さな改札を挟んで、ホームと待合所が通ずる、のどかな造りの伊達紋別駅では、複数のJR、市、警察からの職員によって厳戒態勢が敷かれ、キャンプまでの区間道路では、数箇所の検問所が設置された。これは、特に、当駅が伊達キャンプからデモ行動に参加する人たちの出発点になっていることなどが理由として挙げられると見られる。
キャンプでは、共同生活に向けて、さっそく役割分担が行われ、さらに活発な意見交換が行われている。
7日には、30人弱と推定される一部の人たちが、雨の降りしきる中、デモ行進にキャンプを出発、午前11時半までにキャンプへ戻った。残りの活動家の動向が注目されていたが、小雨の中、正午過ぎにキャンプ地を出発した。行き先は、徒歩約30分の礼文駅までを歩き、電車で豊浦もしくは伊達紋別駅まで向かうと見られている。それ以降の行動計画は不定。
(ゆ)
※当記事はG8メディアネットワークの著作権ルールにもとづいて転載しています。(編集部)
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