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メキシコで韓国人5人拉致

犯人グループ、身代金322万円要求

 メキシコで韓国人の男女5人が拉致された。在メキシコ韓国大使館によると、今月14日(現地時間)、パク某さん(39)など韓国人男性4人と女性一人が、米国との国境に近いレイノザで、警察を装った犯人らに拉致・監禁されたという。

 外交通商部は22日、「拉致された男性の妹が20日夜、事件について領事コールセンターに知らせ、現地の公館が被害者らの身元や拉致された経緯などを把握しようとしているところだ。金品を狙った拉致事件ではないかとみられる」と発表した。

 在メキシコ韓国大使館のチェ・ソンギュ領事は「犯人らと電話で話したところ、解放する条件として3万ドル(約322万円)を要求していた」と述べた。また、被害者のパクさん、イ某さんとは通話できたものの、女性一人を含む残りの被害者らとの通話は犯人グループが許可しなかったという。

 パクさんとイさんは大使館側に対し、「犯人グループは着古した服を着ており、銃器は持っていないことから考えて、専門的な誘拐グループではないと考えられる」と話している。

 パクさんは2年前にメキシコへ渡って以来、韓国とメキシコをたびたび行き来しており、またイさんも1年前からメキシコと韓国を行き来しているという。

李竜洙(イ・ヨンス)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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