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もう一人じゃない ゾウガメ・ジョージ、まもなくパパに

2008年7月23日10時29分

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写真孤独なジョージ=07年4月、ガラパゴス諸島のチャールズ・ダーウィン研究所、恒成利幸撮影

 エクアドル・ガラパゴス諸島のピンタ島でただ一頭生き残り、「ひとりぼっちのジョージ」と命名された雄ゾウガメと交配中だった雌のものとみられる卵が21日、2頭が飼育されている同諸島のチャールズ・ダーウィン研究所で採取された。AP通信などが研究所の発表として伝えた。

 卵は数個で、遺伝的にジョージと近く93年から交配が続けられた雌が産んだとみられる。うち3個が、人工孵化(ふか)器で保護されており、約4カ月後に実際にかえるかどうかが分かるという。

 ガラパゴスのゾウガメは島ごとに違う種類がおり、ダーウィン進化論の根拠の一つとなっている。ジョージは71年にピンタ島で見つかって以来、研究所で飼育されていた。ロイター通信によると、年齢は60〜90歳とされるが、ゾウガメの寿命は150年を超えるため、まだ中年の域という。

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