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【社会】 コンビニ深夜営業、欧米は?

 24時間営業を行うコンビニに環境問題が波及している。埼玉県や京都市などが、コンビニの深夜営業に対し「無駄が多く、省エネの敵」として自粛を求めているのだ。さて、この「コンビニの24時間営業」本当に無駄な存在なのだろうか。

深夜の利用実態は?

 日本国内で「年中無休・24時間営業」のビジネスモデルを確立してきたコンビニ。一体「深夜」はどの様に利用されているのだろうか。

 全国展開を行う大手コンビニエンスストアに深夜営業の実態を伺った。「最も利用者が多いのは終電前の午前零時を過ぎた頃。残業帰りの会社員や飲食店の従業員が多くなります。これ以降は深夜に働く配送員や工事関係者がメイン。この時間帯となればスーパーなどは閉店しているため、夜食やスナック、飲み物などの需要が高まります。宅急便や通販で購入した商品を深夜にコンビニで受け取れるサービスの利用も増加傾向にあります」

 これは日本だけの話? 比較的帰宅時間が早いといわれる海外では24時間営業は行われているのだろうか?

 EU統合以来「シエスタ(午睡)」が廃止される傾向にあるといわれるスペインでは、都市部に限り日曜営業の店もあるが、24時間営業は行っていないそう。また、イギリスからの帰国者は、「近くにコンビニのようなお店はなかったですね。閉店時間は比較的早く、駅前のスーパーでさえ午後7時、休日は午後3時。それが普通だったので、不便さは感じませんでした」とのこと。

 帰宅時間が早く、夜に買い物をする習慣のない国では、24時間営業は必要とされていないのかもしれない。残業時間が長く、ビジネスタイムが夜にずれ込むことが多い日本、特に都心部では、24時間営業の利便性はやはり高いのだろう。

コンビニの取り組み

 冒頭のエコに対する問題解決への努力も惜しみない。例えば冒頭の環境問題への対策では、温暖化対策自主行動計画をつくり、1990年度を基準年としてエネルギー源単位で2006年は削減目標20%に対して22.4%を達成している。業界としては「環境と経済の両立」を目指し、温暖化への社会的な要因とされている「深夜化するライフスタイル・ビジネススタイル」の見直しを見守って行く方針だ。

 30年余りの期間、コンビニが日本人の生活に浸透したのは、単なる利便性だけではなさそうだ。深夜の女性のコンビニへの駆け込み件数13,000以上(2007年)、迷子の保護、急病人の救助など、地域への取り組みも積極的に行ってきた結果かもしれない。

 あると便利な24時間営業のコンビニ。「深夜営業」のコンビニがあるから買い物客が来るのか、需要があるから深夜営業があるのか……。といわれても、コンビニ依存体質から抜け出せない人も多いのではないだろうか?

文●エフスタイル


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