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回天画像 10

 

 

 

 

右側壁。手前のチェーンが付いたハンドルは人力操舵用。その下と先に見えるハンドルはメインタンク海水管の開閉用でもあろうか。その先は縦舵機。

 

操舵は縦舵機によって行われるので人力操舵は補助的に旋回を小さくする為に使ったという。

「右手で電気信管の把手を握り」との記述があることからすると突入時は左側に体を捻って右手に電気信管把手、左手でベント弁と調深把手を扱い、秒時を数えて突入したものだろうか?

若し目標を外れた場合は直ちに減速、露頂して襲撃緒元を看取し、再び突入を発起するのだという。

最期の瞬間まで冷静、迅速そして確実な操作が求められる。

人間そのような事が果たして可能なりや?とも思うが多聞隊によるDEアンダーヒル攻撃では右舷および左舷に潜望鏡を認めたとの記録があり当該回天(勝山中尉艇)は再突入ののち本懐を果たしているようである。

 

 

 

内張りも無く海水管や空気管、電気ケーブル等がむき出しの至って簡易な作りのもの。

やはり「人間魚雷」という表現そのものの兵器である。

整備に手間が掛り時として訓練にも支障を来したという。折角作戦海面に進出しても故障で発進不能の艇も少なくなかったようで兵器として基本的に未完成のものだったのかも知れない。

 

 

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