公立邑智病院(島根県邑南町中野)は、8月下旬が予定日の妊婦から、約5年ぶりに分娩(ぶんべん)扱いを再開する。22日、同町議会全員協議会で明らかにした。
5月に着任した常勤の産婦人科医師1人に加え、今月から助産師1人を確保し、受け入れ態勢が整ったため。8月下旬に1人、9月に1人、10月に4人が同病院での分娩を予定している。小児科や外科、麻酔科の協力で帝王切開にも対応する。
受け入れは同病院で妊婦健診を受けるケースが原則だが、「里帰り出産についても相談に応じたい」(石原晋院長)としている。同病院では産婦人科の常勤医師がいなくなった2003年7月以降、分娩扱いを一時中止していた。
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