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【ラリージャパン発表会】より観やすく生まれ変わった世界最高峰ラリーに注目!
ラリージャパン大会組織委員は、2008年10月30日~11月2日に北海道で開催するFIA世界ラリー世界選手権(WRC)第14戦「ラリージャパン」の開催概要記者発表会を都内で実施した。
今年で5回目の開催となるラリージャパンは、メインスポンサーにカロッツェリアブランドでお馴染みのパイオニア社を迎え、「パイオニア・カロッツェリア ラリージャパン」として開催する。
これまでのラリージャパンは、北海道の十勝地方を中心に開催していたが、もっと多くの人にラリー競技の楽しさを体験してもらおうと、今年は札幌を中心とした道央圏にメインコースを移転。様々なアトラクションやイベントと合わせ、アクセスを良くすることで、コアなモータースポーツファン以外にもファミリー層のユーザーも楽しめる大会にする。
また、今回はスーパーSS(スペシャルステージ)の場として札幌ドームをメイン会場として使用。室内スタジアムで2台のラリーカーが同時走行するスーパーSSは世界初の試みとのことで、全席指定席の全天候型ドームで迫力のラリー競技を観戦可能とした。
さらに札幌ドームの南西側の駐車場に、チームがメンテナンスを行うサービスパークを設置する。隣接エリアにはグッズ販売、飲食、各種展示&イベントブースを設ける予定。昨年まではサービスパークへの入場は有料となっていたが、今年は無料でサービス風景を観覧できるようにする。
各ステージが設定される地域も、札幌市、岩見沢市、三笠市、夕張市、見唄市、恵庭市、千歳市、苫小牧市と全て“市”とすることで、ユーザーにとって利便性の高い地域での開催となる。また、リエゾン区間(SSとSSの間の移動区間)の移動には高速道路を使用して移動時間を短縮。高速道路の通行においては、世界で初めてWRカーにETCを装着する予定。
出井伸之ラリージャパン大会会長は、「今年のラリージャパンは3つ大きなトピックがあります。1つはパイオニアさんにタイトルスポンサーになって頂けたこと。2つめは札幌を中心とした道央圏での開催となったこと。そして3つめは、スズキがラリーのトップカテゴリーであるWRCにワークス参戦し、日本初参戦を果たすことです。またスバルも(今年の第7戦から投入した)新型車を日本に持ち込んでくれるということで、日本のラリーファンには楽しみなことと思います。新しく生まれ変わったパイオニア・カロッツェリア ラリージャパンを、たくさんの方々に観て頂きたいと思います」と挨拶。
記者会場には、ラリージャパンと同時開催されるプロダクションカー世界ラリー選手権(PWRC)に参戦する新井俊弘選手と田口勝彦選手が来場。今季これまで成績が振るわないと自己評価する新井選手は、「今回のラリージャパンは、とにかく札幌ドームを走行するということが楽しみで、非常にワクワクしています。おそらく路面はターマックになると思いますが、ターマックでは“魅せる”走りというものを皆さんに観てもらうことができると思うので、楽しみにして下さい。もちろん地元ラリーなので勝ちたいです!」と気合のコメント。
三菱のディーラーメカニックたちと参戦する田口選手は、「僕も新井さんと同じで、札幌ドームを走行することにワクワクしています。WRCに初登場かな? エボX(ランサーエボリューション・テン)で三菱ディーラーのみんなと戦っていきます。とにかくラリーは観にきて頂くことが一番だと思います。観て、感じてもらうことで、ラリーの凄さが分かると思いますので、ぜひ皆さん観に来て下さい!」と、ラリージャパンへの来場をアピールして会を締めくくった。
【オートギャラリーネット編集部:鈴木健大】


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