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洲本、打線爆発 姫工破る
洲本-姫路工 2回表洲本2死二、三塁、4番木場が中前打を放ち13-0と点差を広げる=淡路佐野(撮影・浦田晃之介) |
洲本18-5姫路工
勢いに乗った打線ほど怖いものはない。洲本は、3年前の甲子園出場校の姫路工から22安打18点。「投手が不安定だから、必死になって打つだけ」。神田監督は大勝に照れ笑いを見せた。
相手の先発はエースの右腕森上でなく左腕幸田。予想と違ったが、ナインに動揺はなかった。一回、2番神田昇から5連打で4点。早々にエースを引っ張り出すと、さらに4連打。3安打2打点の小林が「狙ったのは真ん中の直球だけ」と振り返ったように、ボール球を見送って、甘い球をフルスイング。次々走者を本塁に迎え入れ、一塁側スタンドの大応援団の手を休ませなかった。
冬場に1日1人1000回の素振りをこなすなど、バットを振り続けてきた。春ごろからその成果が出始め、練習試合では強豪の智弁和歌山(和歌山)に打ち勝って自信を深めた。
「いい雰囲気で試合ができている。(33年ぶりの甲子園出場は)意識してない。勝ち続ければ自然と見えてくるはず」。神田諒主将はそう話すが、壁を一つ乗り越えたことは間違いない。(植田治男)
■姫路工の森上、救援は実らず
姫路工のエース森上は、ピンチの一回途中から救援登板したが、相手に傾いた流れを止めることはできなかった。
先発幸田が4点目を許した直後、一死二塁の場面でマウンドへ。「自分が抑えるしかない」と言い聞かせたが、制球に苦しみ、ストライクを取りにいった直球を痛打された。味方の失策に4連打を絡められて5点を失い、傷口をさらに広げた。
力を出し切れなかった森上は「難しい場面で登板したが、抑えられなかったのは自分の力不足」と肩を落としていた。
【評】 洲本は22安打と打線が猛威を振るった。一回、木場の適時二塁打など9長短打に敵失などを絡めて一挙9点。二、四回にも追加点を挙げ、六回は相田の左中間二塁打など6連打で4点を加えた。上原、福谷の投手陣も粘った。
姫路工は四、五回に計5点を挙げたが、失点が多すぎた。
(7/13 09:41)
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