調べでは、北島容疑者は、21日にさいたま市緑区の埼玉スタジアムであった浦和対川崎フロンターレ戦終了後の午後7時50分ごろ、いずれも水を半分ほど入れたペットボトル(500ミリリットル)4本をスタンド2階からピッチに向かって投げ、川崎サポーターの会社員の男性(37)と派遣社員の女性(33)の肩などにぶつけた疑い。試合は浦和が1―3で敗れ、首位を陥落した。
北島容疑者は調べに対し「浦和の敗色が濃厚になると、ゴミ箱からペットボトルを探して投げる用意をした。川崎の選手に向かって投げるつもりだった」と容疑を認めている。
埼玉スタジアムでは5月17日、ガンバ大阪サポーターが水風船を投げたことで浦和サポーター約2万人が試合後スタジアムを取り囲む騒ぎになり、警察庁がJリーグに自主警備体制の改善と再発防止を文書で要請。全国の警察本部にも事故防止対策の徹底を指示していた。
[毎日新聞7月22日]