60年前の8月16日。
戦争が終わった次の日、その日の天気はどうだったんだろう。
晴れ
だったのなら。
朝日
は綺麗だったのかな。
もし
そうだとしたら
人々はどんな思いで、その
朝日
を見たのかな。
テレビでは連日、戦争特集をしている。
ありえない。
ありえないくらいの荒れ果てた町並みが映し出される。
そして今。
その当時からすれば
ありえない
ありえないくらいの平和な時代を僕たちは生きている。
僕はなぜだかこの何年かで、「戦争」と接したこともないくせに、
その時代を生きた訳でもないくせに、「戦争」を身近に感じるようになった。
夏という季節、特にこの8月という時期に外を歩き、セミの鳴く声を聞くと、なぜだか、映像や写真で見た当時の戦時下の風景が頭の中に描かれ
「靖国で会おう」と、“また会える場所”を約束し、死を選び飛び立って行った特攻隊の若者達が微笑みかけてくる。
そしてそういう状態の中で、目の前に広がる平和な風景が“情報”として目に飛び込んでくると、恐ろしく「小さすぎる自分」を感じてしまう。
そう。
「幸運にも」
そう思っている自分がいる。
そんな「幸運な僕」なんだから、その「幸運」に感謝しながら
少しでも何か出来ることがあるのなら。
そう思うとやっぱり
いっぱい伝えていきたい。
その中で、その「伝える」手段として
音楽
というものが、僕にとって一番のものなのなら
そしてそれを多くの人が求めるのなら
それは
やっぱり嬉しいな。
下手だけど。
がんばってみたい。
(ブログ8月15日より)