寝坊をしてしまいひどいタイムロスです。
今回はカラーも有りますし、先週以上にきつそうだ。
先日、コメント欄でこんな質問をいただきました。
『初めまして、同じ新潮社でも
週刊新潮とは違ってバンチの編集者
はまともなんですかね?
何か失礼なコメントでごめんなさい。
捏造記事が出た後だけに気になったもので・・。』
いや、凄い質問ですね。
コメント欄ですとかなり長文になりそうですからこちらで。
まず、週刊新潮の編集者さんや記者さんがどんな仕事をされているのかは私にはわかりません。
「捏造記事」というのが何のことなのか不明ですけれど、メディアの報道というのは大なり小なり偏向しているものですし、取材した記者の主観によるフィルタリングもされるものです。
何をもって「まとも」と表現するのかもわかりませんが、新潮は記事中心の週刊誌、バンチは漫画週刊誌でしかも編集はバンチ編集部です。
二つを比較されても困ってしまいます。
では、バンチ編集部について。
私個人の印象ですが、今まで見て来た限りではバンチ編集部は漫画・漫画家というものをあまり知りません。
ですから無意識のうちに、描き手を激怒させてしまうようなことをやってしまう傾向にあるようです。
もちろん悪気は無いんでしょうが、作家さんの定着率が悪いのはこれが原因かもしれません。
編集さん見てるかな?(笑)
ただ、腐ってはいません。
小さい編集部ですから、まだ個人の熱意や努力が風を起こす余地はあります。
コンシェルジュの作中で他誌では絶対できない題材を扱ったりしているのを見てもわかるでしょうけれど、基本的に作家主体なんです。
要は描き手の情熱、そして編集部の経験の問題でして。
バンチをパワーアップさせるための企画を、現在いろいろと考えています。
まだどうなるかはわかりませんが、経過はこちらで少しずつお伝えして行きますよ。
2008年07月07日
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漫画、ホームページともいつも楽しく拝見しております。
バンチ編集部の件ですが、何となく漫画家の先生方とのコミュニケーションが不足しているのではないか?と感じることが多々あります。
例えばコンシェルジュ8巻「茶道とサービス」の台詞トリックの間違いなどは、きちんと事前に「この台詞はこれでいいのか」と藤栄先生に確認すれば十分防げたミスですよね。
そういう意味ではまだまだ「これからの雑誌」なのかも知れませんね。
ただもう創刊から7年も経つのですから、いい加減成熟の兆しぐらいは見えても良さそうな物なのですが(汗)。
ようこそ、初めまして。
8巻の一件に関しては、私のほうもネーム完成時・雑誌掲載時共に特に質問をされなかったので「(トリックについては)わかっているんだろう」と思い込んでいたのも原因のひとつです。
1巻の頃から無断で台詞を改ざんされることは珍しくなく、「危ないなあ」とは思っていたのですが。
ただこれはバンチ編集部だけではなく、サンデーでやっていた頃もよく有りました。
編集者というのは台詞というものを軽く考えがちなのかもしれません。
現在はもうそういうことはありません。
高い代償でしたけれど、失敗しないとわからないこともありますよ。
丁寧で誠実にご回答いただきありがとうございます。
ご自身のお立場が悪くなるかもしれないのに
内部事情まで教えてくださり、全く感服の至りです。
本当に色々と考えさせられました。
藤栄先生は現状を変えるべく、日々努力なさっているんですね。
藤栄先生とバンチの今後のご活躍を期待しております。
いえいえ、お気になさらず(笑)
バンチは今、過渡期にあります。
編集部も代替わりし、作家さんのチャンスも多くなっています。
原先生や北条先生が、漫画界のためにせっかく切り開いてくれた雑誌です。
私がいつまでも安全運転している訳には行きません。
できるかぎりのことはやってみます。