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2008/07/21 12:44 KST
駐日大使「独島海兵隊派遣、言及段階ではない」


【ソウル21日聯合】権哲賢(クォン・チョルヒョン)駐日大使は21日、独島問題に関連し「日本は孤立を嫌い大陸進出を原則としている。われわれはこれを逆利用すべきだ」との考えを示した。ハンナラ党最高委員会議に出席し独島関連懸案報告を行ったもので、こうした次元から6カ国協議や韓日中会談、日本首相の訪韓問題などに言及してきたが、日本も大変当惑しているようだと述べた。

 独島の「有人島化」に向け海兵隊を派遣する可能性に関しては「今は相手国を緊張させ国際紛争を招きかねないことを語る段階ではない」とした。

 権大使は、こうした事態(独島領有権明記)に至らないようできる限りのことはしたと述べ、中曽根康弘元首相など影響力があると思われる人物らに会ったことなどを紹介した。その過程でかなりの期待ができる内容もあったが、最終的にこうした形で終わり遺憾に思っていると強調した。日本は表記に当たり韓国側にかなり配慮したとしているが、「われわれは『言葉だまし』と受け止め強硬対応している」と述べた。

 高校社会科の学習指導要領解説書にも独島領有権を明記する可能性については、分からないとしながらも「推測では高校教科書でも大きな違いはないのではないか。今回、中学校社会科の解説書でも強く反対したのも、高校(教科書)に影響を与えないためだった」と述べた。どのように展開するかは分からないが、あまり見通しはよくないとした。

 帰任時期に関しては、これまで自身を含め4人の駐日大使が一時帰国しているが、帰任までの最長記録は9日間だったとし「わたしはそれより長くてもいい」と述べた。ただ、日本の是正措置がなければ戻らないというわけではなく、政府の方針や命令を受けて行動するとした。

独島問題について発言する権駐日大使=21日、ソウル(聯合)