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中国でバス2台爆発、2人死亡 「人為的」と断定

2008年7月21日20時22分

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写真21日、中国・雲南省昆明市で起きたバス爆発事件で、現場から運び出されるバス(新華社)=AP

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 【北京=坂尻信義】中国南西部の雲南省昆明市で21日午前、路線バス2台が相次いで爆発し、少なくとも計2人が死亡、14人が負傷した。同省公安庁は「人為的な破壊事件」と断定、中国公安省も北京から刑事捜査の専門家チームを現地に派遣し、犯人を追っている。

 中国では8月8日の北京五輪開幕に向けて各地で警戒態勢が強化されているが、通勤ラッシュの混雑で安全検査が難しい地方都市の路線バスが標的となった。公安当局は「テロ」ではなく「破壊行為」との表現にとどめているが、五輪を狙ったテロへの不安が改めて高まりそうだ。

 同省公安庁の報道官によると、1台目は21日午前7時5分ごろ、2台目は同8時10分ごろ、いずれも通勤客らを乗せて市街地を走行中に爆発した。1台目の乗客の女性(30)と2台目に乗っていた男性(26)が死亡した。

 現地からの報道では、バスの窓ガラスの大半は割れ、破片は約50メートルの範囲に散乱したという。二つの現場は直線で約4キロの距離にあり、約1時間のうちに相次いで起きた。公安庁は「人為的な破壊事件」と見て主要道路や駅、空港などを警戒。ミャンマーやベトナムとの国境の警備も強化して捜査している。

 中国の華僑向け通信社・中国新聞社は、現場検証にあたった公安当局者がバスの前列の座席の下に時限爆弾がセットされていたことを突き止めた、と報じた。また、地元メディアの報道では、不審な物を持ち込んだ男2人が下車した後、バスが爆発したとの目撃情報もある。

 中国では、五輪会場が集中する北京で20日から車両の通行規制が始まったほか、他の主要都市の空港などでも「特別検査活動」に乗り出した矢先だった。今月半ばには、新疆ウイグル自治区から雷管100個を所持して列車に乗り込んだ男が逮捕されている。

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