2008年7月21日 19時9分更新
若者が本を読まなくなるいわゆる「活字離れ」を防ごうと岡山市の大学と短大が21日、図書館に所蔵する本を学生自身に選んでもらう取り組みを行いました。
この取り組みは、岡山市にある中国学園が、学生に、自分たちにわかりやすい本や読みやすい本を選んでもらうことで、もっと図書館を利用してもらおうと行ったものです。
21日は、岡山市内の書店に大学と短大の学生あわせて7人が集まり、自分の専門の分野を中心に本選びを行いました。
このうち、保育科の学生は、イラストや写真などを使って子育ての方法についてわかりやすく説明している本を選びました。
また、栄養科の学生は、生活習慣病についての新しい情報を盛り込んだ本を選んでいました。
栄養学科3年生の、新谷蓉子さん(20)は「図書館には、先生が選ぶ難しい本が多いため、絵やイラストの入った学生にもわかりやすい本を選べるのはとてもよいことだと思います」と話していました。
選ばれた本は、大学の図書館で「学生選定図書」として展示されたあと、貸し出されるということです。