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路上で女性刺傷、被告に懲役10年 地裁川崎支部判決

2008年7月14日23時4分

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 川崎市宮前区の路上で昨年4月、会社員女性の背中を刺して3カ月の重傷を負わせたとして殺人未遂の罪に問われた、住居不定、無職鈴木洋一被告(27)の判決公判が14日、横浜地裁川崎支部であった。加登屋健治裁判長は「閑静な住宅街を1人で歩いていた女性を背後から襲って殺そうとした犯行で、誠に卑劣」と指摘、懲役10年(求刑15年)を言い渡した。

 判決によると、鈴木被告は07年4月5日午後10時25分ごろ、同市宮前区野川の路上で車を運転中に女性を発見。車から降りて女性を追いかけ、刃物で2回刺した。

 鈴木被告は事件の約1時間後、「犯行を目撃した」などとして県警宮前署に出頭。公判では「起訴事実はすべて間違い」と無罪を主張していた。しかし、判決は「出頭時の供述は虚偽。捜査の攪乱(かくらん)を試みており、誠に卑劣」と断定した。

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