試乗直前不調になり、試乗する人に押してもらいエンジンをかけるミゼット=小松市二ツ梨町の日本自動車博物館
石川県小松市二ツ梨町の日本自動車博物館で20日、レトロなミゼットやボンネットバスの試乗や、55(昭和30)年以降のファッションショー「昭和の車とファッションのオールウェィズ」などの開館30周年記念行事があり、関東や中京、近畿などから熱心なファンが訪れた。試乗は21日もある。
この日の試乗は、映画「ALWAYS 続・三丁目の夕日」にも登場した同館のボンネットバスと、軽3輪トラック「ダイハツ・ミゼット」を使った。ところが発車直前に不調になり、試乗前の人たちに後ろから押してもらいエンジンをかけるハプニングが発生した。それでも、押した人は「ミゼットが大好き。いい経験をしました」とニコニコ顔で乗り込んだ。
愛知県日進市から両親と来たという小学6年生、中川史苑君(11)は、独特のエンジン音に「屋根付きのゴーカートみたいだった」と大喜びしていた。