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川口父刺殺:「父親が家族を殺す夢を見て」…長女供述

 埼玉県川口市で私立中3年の長女(15)が父親(46)を刺殺したとされる事件で、長女が20日までの県警武南署の調べに対し、「寝ている時に父親が家族を殺す夢を見て、父親を殺そうと思いついた」などと供述していることが分かった。県警は、衝動的な事件の可能性があるとみて、長女が通う中学の関係者らから事情を聴き、動機の解明を進めている。

 同署は同日午前、長女を殺人容疑でさいたま地検へ送検。地検の請求で10日間の拘置が認められた。また、同署は現場の自宅マンションを殺人容疑で捜索し、長女の日記や携帯電話など十数点を押収した。これまでの調べに対して長女は「勉強しろと言われることが煩わしかった」と供述。母親(49)は「ちゃんと勉強しなさいとは言ってきたが、普通の家庭と同じだと思う」と話しているという。また、事件前日、長女は中学で追試を受ける予定だったが欠席した。母親は「休日だと思っていた」と話しており、長女が追試のことを両親に隠していた可能性もあるという。

 長女は19日午前3時ごろ、自宅マンションの寝室で寝ていた父親の胸などを包丁で刺し、失血死させた疑いが持たれている。胸の傷は肺まで達していた。【浅野翔太郎】

毎日新聞 2008年7月20日 21時25分(最終更新 7月20日 21時39分)

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