高知新聞
INDEX
■NEWS・コラム
主な県内ニュース
社 説
小社会
訃 報
■スペシャル
坂本龍馬ワールド
まんが王国・土佐
四万十川を知る
よさこい祭り
今週の釣り
高知遊・食・観
NIEこども高新
南海地震
■スポーツ
高知のスポーツ情報
■予 定
こよみ
■高新連載・企画
連載ファイル
■案 内
声ひろば
購読申し込み
高新DB利用
高知新聞の本・旅・券
会社案内
高知関連LINK
朝刊ヘッドライン・ニュース
2006年05月16日


城みちるさん 高知市の高齢者施設で訪問コンサート

 1970年代、「イルカに乗った少年」などで一世を風靡(ふうび)した歌手の城みちるさんが15日、高知市朝倉己のグループホーム「やさしい里」で訪問コンサートを行った。施設の利用者やスタッフら約70人が楽しんだ。

 城さんは今年1月、無償で老人介護施設などの訪問コンサートを始めた。芸能活動の合間を縫って、月の半分ほど自前のキャンピングカーで全国を回っている。

 1年前、出身地広島の友人から「老人ホームで歌ってくれないか」と頼まれたのがきっかけ。大勢の観客を前に歌うことには慣れているはずの元アイドルも、最初は不安だったとか。ところが、会場のお客さんの笑顔が忘れられなくなった。

 「寝たきりのおばあちゃんが、僕を見ながら手を振ってくれたんです。ああ、これは自分のライフワークにしたいな、と思いました」

 訪問先は、城さん自身が探して電話をかける。コンサートの申し出に、「まさか!」と最初は誰もが信じてくれないそうだが、多くは快く受け入れてくれる。

 「やさしい里」のデイルーム。「城みちるさんありがとう」のメッセージとイルカが書かれた横断幕が掲げられた。コンサートは「あの素晴らしい愛をもう一度」で始まり、「上を向いて歩こう」など6曲を歌い上げた。もちろん往年のヒット曲「イルカに乗った少年」も披露した。

 「イルカ―」では、デビュー時の振り付けと変わらない激しいアクションも。会場は一斉に力強い手拍子を送り、中にはリズムに合わせて踊る人も出る盛り上がり。

 今日のためにお化粧をばっちりしてきたという塩田節子さん(80)は「城さんが来て、歌ってくれてみんな元気をもらった。また来てほしい」と喜んでいた。

 「『イルカ―』の振り付けができるまでは頑張りたいと思います」。コンサート後、城さんは往時と変わらないさわやかな笑顔を見せた。

 16日は宿毛市の「幡多希望の家」「ケアハウスすくも」を訪問後、徳島に行き、22日にまた来高するという。

 【写真説明上】観客からプレゼントを受け取る城さん(写真はいずれも高知市朝倉己「やさしい里」)

 【写真説明下】「イルカに乗った少年」を熱唱する城さん

 
2006年05月16日の朝刊ヘッドライン
イージス艦 宿毛市長入港許可へ
新堀川で33センチのアカメ 研究の高知大生釣る
城みちるさん 高知市の高齢者施設で訪問コンサート
鏡野中 授業でゴルフ
愛犬と共生の日々つづる 四万十市
バラ148種が美の競演 香南市の庭園
 
 一週間のバックナンバー
09日 10日 11日 12日 13日 14日 15日


 
高知新聞フロントページへ