【北京21日共同】新華社電(電子版)によると、中国雲南省昆明市で二十一日午前、二台の通勤バスが相次いで爆発、計三人が死亡、十三人が負傷した。
爆発の原因など詳細は不明だが、中国では来月の北京五輪を控えて地方で当局と住民の衝突などが相次いでおり、今回の連続爆発を受け国内の治安問題にあらためて懸念を指摘する声も出そうだ。
最初の爆発があったのは同日午前七時(日本時間同八時)すぎで二度目は約一時間後。負傷者は病院に運ばれ、警察は現場を封鎖、捜査を進めている。目撃者によると、割れたバスの窓ガラスが路上に散乱している。爆発のあった二カ所の現場は直線距離で約三キロ離れている。
雲南省では今月十九日、孟連県で住民と警察が衝突、二人が死亡する事件があったばかり。中国では五輪を前に、全国の交通機関などで警戒強化を図っている。
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