銚子市立総合病院が9月末での診療休止を決めた問題で、「公的医療を守る市民の集い」が19日夜、同市勤労コミュニティセンターで開かれた。医師や看護師、市民ら約700人が参加。病院存続の要望を決議し、2万人を目標とする署名活動を展開することを決めた。
集いの呼びかけ人代表の金秋陸夫さんが「市民の健康、安心を守る市立病院を存続させよう」とあいさつ。松井稔・同市立病院内科医師が「廃院になったら私を頼りにしてきた患者や家族を守れなくなる」と訴えた。患者からも「安心して転院できる病院は近隣にはない」など不安の声が相次いだ。
同市は病院休止の市民説明会を8月7日に市民センターで、8日に市保健福祉センターで、いずれも午後6時半から開く。【新沼章】
毎日新聞 2008年7月21日 地方版