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熱中症 「暑さ指数」上手に活用を 「危険日」は屋外での運動控え、水分補給 (1/2ページ)

2008.7.21 08:03
猛暑の季節。特に外出時には熱中症に注意したい=12日、東京・新宿(中鉢久美子撮影)猛暑の季節。特に外出時には熱中症に注意したい=12日、東京・新宿(中鉢久美子撮影)

 夏休みのレジャーでは、熱中症に気をつけたい。熱中症は、気温や湿度の非常に高い環境で体温の調節がうまくできず、体温が異常に高くなる症状で、症状が重いと意識障害が起き命にかかわることもある。予防には水分をこまめに補給することが大切だ。また、熱中症を起こしやすい目安の一つである「暑さ指数(WBGT)」も活用したい。(柳原一哉)

 昨夏は各地で気温40度を超える記録的な猛暑となった。消防庁のまとめでは昨年8月の1カ月間で、全国の主要都市で熱中症による救急搬送者数が4000人を超え、例年の約3倍に上った。気象庁は「今夏(の気温)は全国的に平年並みか、やや高い」と予想。引き続き注意が必要だ。

 熱中症は、高温多湿の環境に長くいる間に体内の水分や塩分のバランスが崩れ、発汗などによる体温の調節がうまくできなくなり、体温が異常に高くなる症状。重症度別では、「I度」がめまい、失神、筋肉痛、大量の発汗▽「II度」は頭痛、不快感、嘔吐(おうと)▽「III度」は意識障害、けいれん、歩行障害−となっている。

 環境省の「熱中症環境保健マニュアル」によると、I度の場合は風通しのよい日陰や室内に移動させ、衣服を脱がせて扇風機の風をあてるなどして体を冷やすほか、水分を与える。それでも改善しない場合やII、III度の場合は病院への搬送が必要だ。呼びかけに応じないなど意識障害があるのに無理に水を飲ませようとすると水が気道に流れ込む恐れがあり、応答の有無を確認しなければならない。

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猛暑の季節。特に外出時には熱中症に注意したい=12日、東京・新宿(中鉢久美子撮影)
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