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教員“コネ採用”汚職!不正システムがはびこる実情

 大分県の教師コネ採用事件は、不正教師たちの採用を取り消し、本来合格していた受験生を再雇用する方向となった。だが、大本の腐敗のシステムを壊さない限り、いくら小手先の対策を打ち出しても意味はない。

 専門家によれば、教員のコネ採用は、バブル崩壊後の就職難で安定職業の教員が人気になってから一気に増えたが、もともと全国で古くから行われてきたこと。ここ数年のコネ採用組だけを追放して片付く話ではないし、学校教育のトップの中にもコネ組がゴロゴロいるのが現状だから、マンガのような世界なのだ。

 なぜ、こんな不正システムがはびこってしまったのか。教育現場に詳しい政治学者の土屋彰久氏が言う。

「コネ採用は、それを仕切る側にとっても大きなメリットがあるのです。まず、コネ採用組は従順なので、部下としても子分としても使いやすい。“怖いものなし”の実力採用組と違って、コネ組は、箸の上げ下ろしまで命令しても唯々諾々と従うので、扱いやすいことこの上ない。世代交代が進んで、上の世代もコネ組の比率が上がっているので、自分のように無能で卑屈なコネ組の方がかわいいという人情もあるのです。また政治家にとっても、コネ採用は親子両方に恩を売ることになり、後援組織のネットワークに組み込める。将来の集票や集金に有利な投資となるのです」

 教員人事を牛耳る人々にとって、コネ採用は、金品だけの問題でなく、いいことずくめのシステム。この甘い汁を吸い続けてきた連中を一掃しない限り、何をやってもトカゲの尻尾切りにすぎない。“卑屈”そうな教育委員会幹部や校長以下の教師がやることは疑ってかかった方がいい。

【2008年7月17日掲載】


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